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ケルベロスの肖像 感想

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ケルベロスの肖像を見てきました。
面白かったといえば面白かったのですが、ちょいちょいと残念なところがありました。
以下はネタバレを含みますので、それでも構わないかたは、どうぞ。
(長文です)


まず、冒頭の火葬場のシーン。
火葬した遺体からペアン(手術用のはさみ)が出てきた瞬間に、原作の「ブラックペアン」の要素も取り込むのか!って思いました。
原作では高階院長が問題の手術に絡んでいましたが、映画ではどうするんだろうって思いながら観てました。
結果的には、まさかの白鳥さんが関わっていて、それを告発するのが行方不明だったすみれ先生。
すみれ先生がなぜ白鳥さんを憎むのかというのは、ドラマの螺鈿迷宮を見ていないとわからないかもしれませんが、ドラマを見ていた私としても、すみれ先生の憎むべきは白鳥さんじゃなくて、今の医療や法律のほうなんじゃないかと思ってしまいます。
そういう意味でも、映画のすみれ先生は原作より随分小粒な印象。
原作では、狂気を含んだキャラクターでAIセンターまで爆発させてしまいますが、映画では産婦人科医としての復活をし、善の世界に戻っていきましたね。
それはそれで良いんだけど、ちょっと拍子抜けです。

話が少し前後しますが、この映画はAIセンターの立ち上げに絡んで、推進派だった白鳥さんの上司が他の8人とともに殺害されるというところから始まります。
AIセンター立ち上げに奔走しながら、なぜ9人が殺害されたのかを追う田口、白鳥。
そして、9人が殺害された事件の唯一の生存者を救命した、速水先生率いる救命チーム。
この両者が絡んでいきます。

思っていたほど、速水先生の出番は多く無かったですね。
白鳥さんとのケンカ越しの絡みも少しかな。
けど、少ない絡みの中でも生存者の意識が戻ったかどうかと白鳥さんがICUに来たときに速水先生が「お前はここに居るべきじゃない」と言ったときは、二人の隠れた信頼関係を観たようでした。
また、信頼関係といえばドラマでは研修医だった滝沢君。すっかり速水信者です(笑)
9人が殺害された裏にあった薬害被害に関係していた滝沢君は、生存者の急変で手術を執刀することになったのですが、白鳥さんは滝沢先生を疑い、執刀するべきじゃないと言いますが、速水先生が「俺のチームに人殺しは居ない」と、さすがの速水先生。ここが今回の速水先生の見せ場の1つですかね。
もっと、ここで白鳥さんと絡んで欲しかったなー。
でも、長谷川先生に和泉先生、佐藤ちゃんが映画で揃ってくれただけでもありがたいのかな。
後半、ウィルスによって電子カルテシステムが作動しなくなります。
それに伴って患者の急変が相次いでおきて、病院は混乱。そんな中でも冷静な速水先生は、手術を行い、急患を受け入れる。
決め台詞の「受けろ」も聞けたし。

でもね、やっぱりこうやって動く速水先生を見ちゃうと、もっと速水先生が見たいという気持ちが大きくなりますね。
速水先生主役の話を見てみたい。

最後に物語の結末。
犯人はまさかの別宮さんとは!!!
原作を読んでいる身としては、ビックリですが。
映画の中盤から犯人は若い女性だったというと、すみせ先生が別宮さんしかいないからね。
これは、別宮さんを犯人にする気なのかと思ってみてましたが。
ただね、9人も殺害する必要はあったのかなぁ。確かに、9人も殺害した犯罪者の告発は注目を浴びるけれど、やりすぎな気がします。
救命センターの電子カルテにウィルスを仕込んでっていうのもやりすぎだったかと。
まあ、それがないと緊急時の速水先生の活躍が見れなかったわけですが、原作通りにAIセンターを爆発させて、その怪我人を手当てする速水先生のほうがジェネラルっぽかったかなと思います。
また、原作では爆発で被害を受けたリヴァイアサン。
映画ではウィルスによって動作不可になってしまったわけですが…。
IT関係の仕事をする私としては、世界で3台しかない貴重なMRIがウィルスにやられてしまのかって思います。それくらい重要なシステムならセキュリティ面は強固なものを構築するじゃないのって。
少なくとも、救命チームのシステムがおかしいというところから、実際に被害を受けるまで時間があったようなので、その間にネットワークから切り離すとかは出来たと思うけどな。ちょっと、ここがいただけなかったなぁ。

とまあ、面白かったけれど、所々突っ込みどころがあったり、演出として薄い感じがして残念でした。
一言感想としては、「速水先生が見れて良かった、けどもっと速水先生が見たい」という西島さんファンの欲張りです(笑)
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