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風立ちぬ [8/22 拍手御礼追加]

ようやく、観てきました。
既に観ている人に聞くと賛否両論だったので、どうかなぁと思っていましたが、自分の感想としては良かったとはいえません。

まずは、声優・西島さん(笑)
西島さんは主人公の学生時代からの同期・本庄役。
もっと出番は少ないのかと思っていましたが、意外と多かったですね。
主人公二郎が、淡々としていて物腰が柔らかく、一人称も「僕」で気の優しい青年。
その反対のキャラクターが本庄。言いたいことは言って、気が強そうだし、一人称も「俺」。しかも語尾が「~ぜ」
私は西島さんの優しい声でのナレーションが好きなんですが、語気が強い西島さんの話し方も好きだなと思いました。
また、この本庄の容姿が何となく、西島さんに似ている。
そして、かっこいい(笑)
淡々としていてぼけっとしている主人公をいつも「めし行くぞ!」って引っ張っていく姿。
日本の技術が劣っている事に対してイライラしている姿。
惚れてしまうがな~と思いながら観てました。


ここから物語の話をしますので、少しネタバレがあります。
ネタバレが嫌なかたはご遠慮ください。

物語は太平洋戦争時の零戦・零式艦上戦闘機の設計者堀越二郎をモデルとして、その妻となる女性・奈緒子との短い夫婦生活を描く物語なのですが、私としては、結核で長くは生きられない妻を支える夫の話と零戦の設計者の話を併せなくても良かったのにと思います。
物語が2つのことを描くので、どちらの話も中途半端な気がします。

宮崎監督は、この映画を反戦映画にしたくはなかったのかもしれませんが、零戦の設計者を主人公にするならば、やはり戦争の描写はもっとあってもよかったのではと思います。
「蛍の墓」ほど直接的な描写や強いメッセージは要らなくとも、美しい飛行機が作りたいという少年からの夢を叶え、美しい飛行機を作ったものの、その飛行機は戦闘機。
美しく飛ぶのことが求められているのではなく、より多くの敵の飛行機や艦隊を撃ち落すことが求められている。
そして、その美しい飛行機は最終的に特攻という非人道的な作戦に従事し、爆弾を抱え敵に突っ込み、無残に散っていく。
美しい飛行機を作ったけれど、製造されるとほとんどが残ることなく散っていく。
設計者として自分が設計した飛行機で多くの命が奪われることに対して、何を考え、思っていたのかをもっと描いて欲しかった。
ラストに二郎が夢の中で無残な姿となった飛行機の墓場のようなところを歩き、一言「一機も戻ってこなかった」といいますが、それの描写だけでは物足りなさを感じました。

最近のジブリ作品は、明確なメッセージや直接的な表現を避けて、抽象的な表現、観客に意味を委ねるような傾向になっていると思います。
それはそれで良いのかもしれませんが、この作品に対しては抽象的な表現を控えてほしかったなと思います。
そう思うのは、同じ劇場で観ていた高校生かと思われるカップルが、上映が終わった後に意味が分からなかったと語っていたこと。
高校生ぐらいなら、考えることはできるでしょうけど、そこまで深く考える人は少ないのかな。
戦後68年が経ち、戦争経験者、特に戦場で戦った世代から直接話を聞くことが難しくなっている時代。
戦争を題材とした映画を敬遠する人も、ジブリだったら見るかもしれない。
これからを生きる若者に戦争とは何かを考えさせる機会にこの映画がなってくれれば良かったにと思わずにいられませんでした。

私は小学生の時、「蛍の墓」や「うしろの正面だあれ」を見て戦争に対して恐怖を覚えましたけど、今の若者たちはそういう思いを持っているのかな?
持っている人が少ないとしたら、それこそ恐怖でしかないと思います。

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拍手御礼です。
nicosmileさん
お久しぶりです。いつもコメントありがとうございます。
「風立ちぬ」は、お子様向けではないですね。
キスシーンも1回ではなくて何回もあるし、お子さんが「あの後どうなったの?」と質問して、親御さんが返答に困るようなシーンもあるので(笑)
西島さんの声、本当に魅力的なので、DVDになったら是非イヤホンで鑑賞をお薦めします!
大河ですが、私も一時ドロップアウトしそうでしたが、明治に入りなんとか付いていけそうです。
こんな感想を楽しみにしていただいて、本当にありがとうございます。
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